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  • 執筆者の写真石川幸佑

「選択」と「決断」そして、「近い未来」と「遠い未来」

こんちわ。いつもは、ヘルメット+作業着で工事現場にIoTを導入しているスタートアップの人です。


さて、

加藤一二三とTEDの2つの話は同時に聞いたわけではありません。記事を書く中で、「選択」と「決断」に関して未来の種類が違うのではないかと考えたことを記載していきます。


前回のブログは↓






「決断」と「選択」は違うのか


ブログを書きながら、決断と選択は似た行為のようで違うなーと感じました。

決断:意志をはっきりと決定すること。

選択:多くのものの中から、よいもの、目的にかなうものなどを選ぶこと。

出典:weblio辞書





「近い未来」の決断と「遠い未来」の選択


タイムリミットがせまり、その瞬間をどう決断するかは、将棋のように「近い未来(数時間後、今日や明日)」を決断しているように思います。



それとは別に、転職やライフイベントのような状況は、TEDのように「遠い未来(数ヶ月、数年後)」を選択しているように思います。



近い未来を意識的に決断し続けていると、それは遠くの未来を選択する時の価値観や選択する理由を作り出すことに影響していそうなんじゃないか。




遠い未来の選択の際に、価値観には2つの動きがありそうです。「価値観を形成すること」と、「価値観を見直すこと」の2つですね。




価値観の形成:「近い未来」への決断が「遠い未来」を選択につながる


A いつもと同じ道を歩き、同じ飲食店に入り、同じ料理を食べる人。

B いつもとは違う道を歩き、違う飲食店に入り、違う料理を食べる人。


AもBもそれぞれ、メリットやデメリットはあるはずです。

その際に自分はどんな基準を定めているのかで、自分の価値観が形成されていくのかと思います。



自分の決断の中で「いつもと同じにしよう」「いつもと違うのにしよう」というのを繰り返すうちに、思考や価値観が形成されてくんじゃないでしょうか。


そうやって、習慣化されていく。


習慣化していくと実は決断してそうで、してなさそうな感覚になる。

無意識に刷り込まれるように習慣化が進むと以前の自分とは違った価値観になっていく。



もちろん、すべての瞬間で意識的に決断していたら、本当に疲れちゃいますよね。だから、ある特定の分野に絞って、決断を意識的にしていくのが自分の考えや価値観をつくっていくのには良さそうです。





価値観の見直し:自分が漂流者であることへの嫌気


決断するとき、実は決断をしているのではなく、漂流者として、ふるまっている自分に気がつくこともあります。


「なんとなく、この会社に入ったけど、なんでだっけ」

「特に好きな仕事じゃないけど、続けてるな」


こういうことを考えるのは

・会社に入って3年目になった。

・来年30歳になる。

・地震やコロナなど生命の危機を感じる。

というようなタイミングが多いと聞きます。自分もそうだったし。

そんなときに遠くの未来に対して「本当にこのままでいいのか」という問いが自分の中に生じます。




「今」の自分は「あのとき」の自分が決断したときのことをあまり覚えていません。

もしかしたら、「あのとき」も少しは何らかの理由や目的で決断していたのかもしれない。



「今」の漂流者としての自分に嫌気がさして、「あのとき」の主体的な自分を取り戻そうとするために「本当にこのままでいいのか」という「難しい選択」に直面するものです。



前回に続いて、

加藤一二三とTEDに始まり、選択、決断、未来について書いてみました。


それでは、今日もご安全に!!




著者:石川幸佑(イシカワ コウスケ) IoTのスタートアップCACH(カック)のCOO(最高執行責任者)で、工事現場や社会インフラ(橋、トンネル)の維持管理の課題解決のためにデジタルトランスフォーメーションを推進中。 経歴はIT企業、SDGs関連のコンサルティング企業、米国のリサイクルスタートアップを経験後、NEDO事業の起業家候補(スタートアップイノベーターSUI)支援や、東京都の創業支援施設のコミュニティマネージャーとして、多くの起業家やスタートアップの支援を実施。 トレラン後の風呂とサウナが好き。




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