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執筆者の写真石川幸佑

宇宙兄弟から考える自分の強みとストレス要因(FFS理論)

更新日:2021年11月7日

こんちわ。いつもは、ヘルメット+作業着で工事現場にIOTサービスを導入しているスタートアップの人で、石川幸佑と申します。






きっかけは20-30代向けのキャリア相談会


今回のネタとなっている「宇宙兄弟とFFS理論」のきっかけとして、最近取り組んでいる20−30代向けのキャリア相談会があります。



この相談会は石川一人ではなく、マツザワさんと共同で開催しています。



マツザワさんは学生のころに知り知り合った方で大前研一さんのビジネススクールを運営されたり、新規事業の支援会社をされたり、Amazonにいったりとなかなか非連続のキャリアを歩む者同士として、最近はよく会話をします。




マツザワさんも石川も学生や若者からキャリア相談を受けることが度々あり、彼らを対象にキャリア相談会をやったらいいんじゃないかということになったわけです。






キャリアのお悩みは「このままでいいのか?」と「会社での人間関係」


キャリア相談におけるお悩み。



1つ目が、「本当にこのままでいいのか?」症候群になります。

とくに30代を目前にするとこの症状が発生しやすくなります。石川も発症しましたねぇ。



2つ目が「会社で/の人間関係」です。

上司が保守的で自分の提案が通らないとか、上司の指示が丸投げすぎるとかです。


また、同期や先輩社員となにかコミュニケーションしにくいということもあります。









自分を知ることがキャリアの一歩目なのでは?


マツザワさんと会話を続け、これらのキャリアの悩みに対しては、


「まずは自己理解がキャリアに関しては大事なんじゃないの?」


という仮説にいきつきました。










自分を知ることで、人生の転機に備える


確かに、人生の大きな判断や岐路に直面したとき、自分をより理解していれば、

より良い判断ができる可能性が高まると考えています。


自分はどこを目指すのか、


何が得意なのか、何が不得意なのか、


どんなときに気分が高揚するのか、


どんな人が苦手なのか。



自分のことなのに、自分に関する疑問は山程あります。








自分を知る方法とは?


自分を知るにはいくつもの方法があります。



例えば、石川であれば、毎日ipadに手書きにメモをしています。



他には誰かと話すことによって自分がどう考えているかもわかります。



また、何かのテストをうけることで自分の特性を知ることもできます。



マツザワさんも石川も学生や若者と話をします。


会話の最中に相談相手がこれまで知らなかった自分に気づくことが多々あります。






FFS理論を相談会で採用するまで


相談会の中でどのように進めるかというと、理論を学ぶなら学校やYOUTUBEでもコンテンツはあふれるほど存在します。


せっかくリアルタイムにやるのであれば、何らかのワークを通して、お互いに議論ができるといいよねということで、ネタにあがったのがFFS理論でした。



このFFS理論についてマツザワさんは、

大前研一さんの起業家塾を運営していたときに、FFSの研究をされていた古野俊幸さんと出会ったとのことです。


起業塾の生徒を対象にいくつもFFS診断をしていたとのことです。






FFS理論とは


「ストレスと性格」の研究において開発されたもので、

人が持つ固有の特性(思考行動パターン)を5つの因子とストレスで数値化するものです。



5つの因子は、「凝縮性」「受容性」「弁別性」「拡散性」「保全性」で構成され、



この組み合わせによって、その人が持つ潜在的な強み(と、弱み)を客観的に把握することができます。


以下にその5つの因子について記載してみます。





凝縮性:固定・強化させようとする力


「これ、当然すべきだよね?」


というように、

こだわりが強く、自分の中で明確な価値規範を持っています。


ストレスの要因は、自分の考え方や価値観を頭ごなしに否定されること。






受容性:外部を受け入れようとする力


「なるほど!わかる、わかる」


というように、

優しくて面倒見がよく、柔軟性があるのが特徴です。


ストレスの要因は、反応がなかったり、存在をないがしろにされたりすること。





弁別性:相反する二律にはっきりと分けようとする力


「それって、どういうこと?」


というように、

合理的で計算的であることも特徴です。


ストレスの要因は、理不尽さなど、理性ではどうにもならないことを求められること。





拡散性:飛び散っていこうとする力


「まぁいいや、とりあえずやろう」


というように、

活発で行動力があります。


ストレスの要因は、物理的・精神的に束縛されるなど、自由に動けないとき。





保全性:維持するために工夫改善していく力


「安全かどうか、まずは確認しよう」


というように、

プランを立て、工夫しながらコツコツと進めていくのが得意です。


ストレスの要因は、明確な指針がない場合や、急な変更など、予期せぬ事態。


参考:





自己理解と他社理解の助けになるFFS


自分がどの因子をもっているかを知ることで、

強みやストレスの要因を理解しやすくできます。


さらに、相手への理解の助けにもなります。



相手のタイプをしっていることでキャリアのお悩みである

「会社の人間関係」にも応用ができます。


「あらかじめ話をしておかないと行き違いが生じるかも」


「あの人を動かすにはどんなことを訴求するのがいいのか」


「一見冷たそうな人とどう付き合うのか」



これらの対応についても古野さんの著書

『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれるーあなたの知らないあなたの強みー』



にも記載されています。




宇宙兄弟とは


ここでようやく本ブログのタイトルである宇宙兄弟のお話です。


宇宙兄弟は漫画家・小山宙哉の作品で、2021年10月の現在も進行中です。


実写の映画も作成されており小栗旬、岡田将生、麻生久美子が出演していました。




宇宙兄弟のストーリー


「二人で一緒に宇宙に行こう!」


幼少時代から宇宙に憧れていた南波(ナンバ)兄弟。



その夢に向かって進み続け、

念願の宇宙飛行士となった弟・日々人(ヒビト)。


一方、兄・六太(ムッタ)は会社をクビになってしまい、

人生諦めモードに突入。



ある日突然、兄に弟からの連絡が!!



そこから”南波兄弟”の夢が、再び動き始めます。




個性豊かな宇宙兄弟のキャラクターの誰に似ている?


兄のムッタが宇宙飛行士になるには、

宇宙飛行士の試験に合格しなければなりません。



その試験の過程で登場するJAXA関係者、


そして宇宙飛行士の候補生には


多様な個性のキャラクターが存在しています。




そしてそれぞれのエピソードが丁寧に描かれています。


宇宙飛行士を目指した背景、


人との出会いで動機づけられたり、


挫折を経験する場面もあります。



これらの場面では、

個性に特有な「癖」や


個性が

「ポジティブに発揮された状態」や

「ネガティブに出てしまった状態」も描かれています。




前述の宇宙飛行士試験においては、

チームワークが重視されており、

試験の中ではチームメンバーが互いに疑心暗鬼になるように仕向けられる場面もあります。



自分に似たキャラクターが漫画でどのような行動や発言をしたのか。


それらに共感を持つことで宇宙兄弟は多くの人を惹きつけています。




以下には


自分が宇宙兄弟のどのキャラクターに似た因子をもっているのか


を無料診断もできるので、ぜひお試しにやってみてください。

(もちろん石川もやってみました!)





著者紹介:石川幸佑(イシカワ コウスケ)

IoTのスタートアップCACH(カック)のCOO(最高執行責任者)で、工事現場や社会インフラ(橋、トンネル)の維持管理の課題解決のためにデジタルトランスフォーメーションを推進中。

経歴はIT企業、SDGs関連のコンサルティング企業、米国のリサイクルスタートアップを経験後、NEDO事業の起業家候補(スタートアップイノベーター:SUI)支援や、東京都の創業支援施設のコミュニティマネージャーとして、多くの起業家やスタートアップの支援を実施。

トレラン後の風呂とサウナが好き。

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