山を走るTrailRun(トレイルラン)とは
Trail Run というスポーツがある。
Trail(トレイル)とは森林や原野、里山などにある「歩くための道」
それをRun(ラン)する。
山道を走るスポーツである。
今年、トレイルラン、通称トレランデビューしたのでここに記載しておくことする。
日常生活でエスカレーターを駆け上がる人を見ると
「何をそんなに急いでいるのか」と思うかもしれない。
それも、わざわざ山道を走るなんて、、、なんでなのか。
トレランはスタートアップの経営と似ている
走る。そしてゴールに辿り着く。
ことに必要なことはいくつもある。
ルート = 事業計画
ペース = 経営指標
補給(水分、栄養) =お金、リソース
よく経営はマラソンと例えられるが、トレランのほうがよりスタートアップの経営に近い。
・トレランのほうがマラソンより死ぬ確率が高い。→滑落。遭難。栄養切れ。
・トレランのほうがマラソンよりも変数が多い。→天気、路面。
・ゴールまでのルートは複数ある。→富士山も登山ルートは複数ある。
ちなみに、トレランのほうがマラソンより圧倒的に競技人口が少ない。2014年の調査だと20万人(最近のデータは見当たらない)マラソンは800万人ともいわれている。
トレランはニッチな競技だと考えられる。スタートアップをやるひとだって日本においてはまだまだニッチな存在だ。
他のことを考えられない。それくらい走りきっているのか
「走っているときに何を考えているのか?」
これを聞かれることはある。
走りきること。それのみを考えて走る。他のことは考えられない。
走り始めたらどうゴールまで行くのかを考える。それのみ。
「走りながら他のことを考えているのは ”走りきってない” のではないですか???」
と一緒に走ったヤツ(UTMB※ というヤバいレースに出る人)のお言葉だった。
※距離169.4km 累積標高差9,889m 制限時間46時間30分
何も考えていないわけではない。
・目標地点までは、正しいルートや方向で走っているのか。
・目標までの走るペースは適正なのか。
・走るペースを維持できる体力は自分にどれだけあるのか。
・体力を回復するために、適切な休息や補給はいつ、どのようにするのか。
・気力はどうか。自分はどう感じていいるか。
走ることそれ自体に楽しみを感じるか
走っている95パーセント、もしくはそれ以上は苦痛の時間かもしれない。
残りの数パーセントのうち、
目標地点に到達したとき、
眺めのいい景色をたまたま見れたとき、
気分よく走れたとき、
走った後のビールを飲んだとき
このようなときにたまたま遭遇したらラッキーだ。
一見苦痛としか思えないプロセスの中に、
自分と向き合あったり、
目標を達成したり、
成長を感じることにプラスの感情を抱くようになったら、
それは走ることそれ自体に楽しみを感じ始めている予兆である。
この感覚が向いている人もいる。
そして、向いていない人もいる。
この感覚がそもそも身についている人もいるし、
後から身につけることもできる。
ただし、一朝一夕には身につかない。
この感覚を共感できる人とトレランもしくはスタートアップで併走してみたい。
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