ビジネスプランコンテストの相談を受けてたときに考えてたネタです。
何かアイデアを思いつく。
それは自分にとって、自分にとって、数人の仲間にとって面白そうだったり、魅力的だったり、ワクワクするようなものがあるとする。
パターンA:一人でアイデアを思いついた後は
自分一人は場合は、そこから箇条書きで、そのアイデアについて、思うことを書く。
頭に浮かんだ全てのことを書き出す。
10−30分くらい集中して書いてみる。すると思考のリストができる。
そして、半日から1日くらいはぼんやりとそのことを考える。できれば、散歩や外を歩くのがいい。
ただし、そのトピックについてはググらない。
ぼんやりしながらもし付け加えるようなことがあれば、スマホでも手書きでもいいので、メモをしておく。
パターンB:数人でアイデアを思いついた後は
数人の仲間と一緒の場合は、きっといちいちメモしてるやつはいないだろう。
どんな論点がでたか、そのトピックのうつりかわりだけでも覚えているといい。
なぜググってはいけないのか。
何かいいアイデアが思いついた瞬間にググる。よくありそうな場面だ。
でも、すぐにググってはいけない。
「もう同じようなサービスがあるんだなー」に潜む病
アイデアを思いついてすぐにググったあと、同じサービスが見つかることはよくある。
この病は以下の2つを引き起こす。
1. 自分のアイデアが他人のアイデアに侵食される。
2. やる気がなくなる。
1. 自分のアイデアが他人のアイデアに侵食される。
ジャストアイデアで思いついたことを書き出していたり、イメージを膨らませていないままに、検索すると、たいていは「もう同じようなサービスがある」ことを認識する。
そして、ウェブサイトにのっている、他人のアイデアをみて、「ふむふむ。そうそう。自分も同じようなことをやりたかったのだ」というように、あたかも自分が考えたかのような錯覚に陥る。
そして、次の次の症状に進行する。
2. やる気がなくなる。
「他の人がやってるから、自分はやらなくてもいいのではないか。」という感情が生じる。
それは自分が「オリジナルでありたい」「一番最初に思いついた。始めた」ということに憧れや意義を感じる。
それが失われると、自分でアイデアを実現するやる気。モチベーションが下がるものだ。
病にかかるその前にやることは、そのアイデアが解決するのは、自分の課題か他人の課題かを見極める。
この病にかかる前に、つまり、いきなりググらずに自分のアイデアをできるだけ、言語化しておくことが必要。
特に誰の課題なのか。これは2つある。
A 自分の課題
B 他人の課題
A 自分の課題であれば、自分の課題を深堀りしていく。
・何に困っているのか
・その課題はどんな場面で起きたのか
・今、課題に対してどう対処しているのか。対処していないのか。
B 他人の課題であれば、他人の課題を深ぼりしていく。
ところだが、課題をもっている人にたどり着く必要がある。
・課題をもっている他人は誰なのか
まずこれを特定するのがとても難しい。
以前、自分がライフエンディング関連のビジネスをしていたが、自分は30代で、対象となる相手は60歳以上だった。
このターゲットで課題を持っている人はどこにいるのかがわからないのだ。
そもそも自分たちが課題解決したい人は存在するのかということを確かめないとならない。
その人にたどりつけたら、Aの深堀りを他人に聞きながら行う。
取り組むのにオススメなのは「自分の課題」を解決できそうなアイデア
上述のようにBはたどり着くまでに大変だ。
もしかしたら、その課題を持っている人が存在しないかもしれない。
でも、自分の課題であれば、その課題を持っている人はこの世に最低一人は存在する。その一人は「自分」だからだ。
自分の課題から取り組めば、そのアイデアは自分の課題を「解決」する手段としてあなたに与えられる可能性が高くなる。
「なぜこれをやろう、つくろうとしたんですか?」
という質問をすると、帰ってくる答えの中に、
「自分がほしいとおもったから。そして、それは他にはなかった。」
よく似てるけど、それでは本当に解決できないものもある。
そして、
その小さい差異こそが大きくその先の未来を大きく変える要素がある。
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