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執筆者の写真石川幸佑

東京都主催のスタートアップコンテスト(TSG2016)の司会に選ばれた話

更新日:7月14日

2014年から開始し、2019年時点でも開催されている東京都主催のビジネスコンテストがある。

TOKYO STARTUP GATEWAY(TSG)は、テクノロジーから、モノづくり、ソーシャルイノベーション、リアルビジネス、グローバルを見据えた起業など、分野を越えて、「東京」から世界を変える若き起業家を輩出するスタートアップコンテストです。

2019年時点では応募総数1803名が400文字のエントリーした日本最大のスタートアップコンテストだ。

この司会に当時コワーキングオフィスのスタッフだった石川幸佑が選ばれてしまった。





ものづくりスペースが流行りだし、TSGの研修会場がMONOだった。 


2016年の当時は初めて応募総数が1000件を突破した年であり、書類選考を通過した300名?余りのメンバーはお台場に集合することになった。

その集合会場が当時、自分がスタッフをしていた 

Asia startup office MONO というコワーキングオフィスだった。

集まった数百人はいくつかのテーブルにテーマごとに分けられてその後の、数回にわたる研修を過ごす。




当時はまだWEWORKこそ上陸はしていなかったが、3Dプリンターやレーザーカッターなどが使えるものづくりスペース(DMM.make、TechShop)も徐々に増加していた時期。



起業家相手にピッチするコワーキングのスタッフの石川

入居者の増加をめざしていたこともあり、こんな有望な起業家たちがわざわざゆりかもめにのってお台場まで来てくれるチャンスはない。



自分はどうにかこの起業家たちにTSGが終わった後もAsia startup office MONOに関わってほしい!




あわよくば、入居してもらえないかと考え、

・ツイッターでシェアしてもらったら利用券プレゼント

・ファイナリストになったら1年間無料利用券をプレゼント

などの特典をご用意した。

このあたりの特典はおいておいて、

まずは、Asia startup office MONO がどんなところなのかを理解していただかないとならない。

単なるイベントスペースとして認識されるのではなく、以下の環境が整っている。

・経産省の研究機関である最新の研究を実施している産業総合研研究所

・さまざまな試験機材を使うことができる東京都立産業技術研究センター

・オリンピックを控えた実証フィールド

・多様な関係者が新事業を想像する臨海地区産学官連携フォーラム

・創業支援ができるインキュベーションマネージャー(石川)が常駐

・入居者同士をつなぎ新しいビジネスチャンスを広げるコミュニティ





普通に平凡に説明しても伝わらないし、相手は世界を変える起業家300人。






本気でピッチ(短い時間での発表)をしなければ、伝わらないので400平米のMONOのイベントスペースで懸命にお伝えした。





しかも、毎回。



ちょっとずつネタを変えながら。



後に聞いた話だと、コワーキングスペースでこんなことをする人は他にいなかったらしい。






そして、一緒にTSGを創った。

こんなふうに毎回毎回本気で話してれば少しは打ち解けてもらえるもので、

休憩時間やネットワーキングの時間には何人かの起業家の相談にものることができた。



それに、毎回起業家たちは先輩や講師の方からフィードバックやアドバイスをもらえるわけではないし、その時間にも限りがある。




Asia startup office MONOに来る前は東京都の創業支援施設で年間100件以上の事業計画をみて、相談を受けてきたため、少しはお役に立てたのかもしれない。




こんなことを続けていたらTSGの事務局のETICさんから「石川さん、ファイナルの司会やりませんか?」というお誘いをいただいた。





正直言うと、最初はとまどいもありながら、自分もファイナルに関わっていけるチームメンバーとして参加できるのがとても嬉しかった。 

IoTスタートアップのCOOとなっては、もはやサポートではなく、ゲートウェイのメンバーは良きライバルだなと感じています。

また会えるのを楽しみにしてます!!

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